制作会社はどこまでやってくれる？写真・文章・更新作業の分担ラインを整理

こんなお悩みはありませんか？

・ホームページ制作を検討しているが「どこまでやってくれるのか」がよく分からない
・写真撮影や文章作成は、制作会社が全部やってくれると思っていたが、見積もりに含まれていなかった
・「更新は簡単にできますよ」と言われたものの、実際に社内でどこまで対応できるのか不安
・前回の制作時に「ここは聞いていなかった」という行き違いが多く、今度こそ整理してから依頼したい
・四日市周辺で相談できる相手が少なく、インターネットの情報だけでは判断しにくい

ホームページ制作のご相談を受けていると、「制作会社はどこまでやってくれるんですか？」という質問をとてもよくいただきます。
デザインや技術のことよりも、まず「誰が・何を・どこまで担当するのか」があいまいなままだと、あとから「それは別料金です」「それはこちらで用意してください」というズレが生まれやすくなります。

この記事では、三重県四日市市周辺の中小企業の経営者・広報担当・Web担当者の方に向けて、

・一般的に制作会社が対応してくれる範囲
・写真・文章・更新作業などの分担ラインの考え方
・見積もりや打ち合わせで事前に確認しておきたいチェックポイント

を整理してお伝えします。
その上で、Design PEPEがどのような分担で、どんな進め方を大事にしているのかも、自然な形でご紹介できればと思います。

この記事でお伝えしたいことの全体像

最初に、この記事の結論を3つにまとめます。

1. 「ホームページ 制作 どこまで やってくれるか」は制作会社によって差が大きく、写真・文章・更新作業などは必ず事前に分担を確認する必要がある
2. 分担ラインは「設計」「制作」「コンテンツ」「更新・運用」の4つに分けて考えると整理しやすい
3. 社内だけで完結させようとせず、「ここまでは制作会社に任せる」「ここからは社内で回す」と役割を決めておくことで、無理なく運用しやすいホームページになる

「結局、うちは何を準備すればいいの？」というモヤモヤを解消しつつ、
「じゃあまずはここから相談してみよう」と思っていただけるように、順番に見ていきましょう。

「どこまでやってくれるか」が分かりにくい3つの理由

1. 制作会社ごとに提供範囲が違うから

一口に「ホームページ制作会社」といっても、

・デザインとコーディング（形にする部分）が中心の会社
・文章作成や写真撮影までワンストップの会社
・公開後の運用や集客サポートに強い会社

など、得意分野や提供範囲がそれぞれ違います。

同じ「制作費30万円」の見積もりでも、

・A社：原稿・写真は支給前提。構成とデザイン・制作が中心
・B社：簡単な原稿・写真撮影も含むが、更新サポートは別料金

というように、中身がまったく違うことも少なくありません。
そのため、「相場」だけで比較すると、あとからギャップが出てしまうのです。

2. 「当たり前」の前提が会社ごとに違うから

制作会社側は「このくらいはお客様が用意するもの」と思っていても、
お客様側からすると「てっきりやってくれるものだと思っていた」というケースも多いです。

例えば、

・会社ロゴのデータ
・サービス紹介の原稿
・スタッフのプロフィール写真

などは、「どちらが用意するか」「どこまで整えてもらえるか」を明確にしておかないと、
公開直前になって「素材が足りない」「思っていたイメージと違う」ということになりがちです。

3. 制作前にゴールがはっきりしていないから

「とりあえず今のホームページを新しくしたい」「スマホ対応にしてほしい」といった形でスタートすると、制作会社側も「どこまで踏み込んで提案してよいか」が読み取りにくくなります。

「採用を強くしたいのか」「新規のお客様からの問い合わせを増やしたいのか」「既存のお客様の安心感につなげたいのか」など、ゴールの優先順位によって、必要なページ・コンテンツ・更新体制は変わってきます。

ゴールが曖昧なまま進めると、「最低限の形はできたけれど、思っていたほど役に立っていない」という結果になりやすいのです。

制作会社が対応してくれること・社内で準備すべきこと

ここからは、「ホームページ 制作 どこまで やってくれるのか」を、もう少し具体的に見ていきます。
大きく分けて、次の4つの領域で考えると整理しやすくなります。

1. 設計（構成・導線・仕様の整理）
2. 制作（デザイン・コーディング・システム構築）
3. コンテンツ（文章・写真・イラストなど）
4. 更新・運用（公開後のフォロー）

方向性を一緒に考える部分

【多くの制作会社が対応すること】

・ヒアリングをもとにしたサイトマップ（ページ構成）の提案
・トップページや主要ページのレイアウト案の作成
・スマホ表示や問い合わせ導線の設計
・必要な機能（ブログ機能、問い合わせフォームなど）の整理

【社内で準備したいこと】

・ホームページの目的（問い合わせ、採用、信頼感アップなど）の優先順位
・想定しているターゲット（地域、業種、年齢層など）
・自社の強みや他社との違い

この「設計」の部分は、制作会社と一緒に考えるところですが、
経営者の頭の中のイメージを担当者が整理して伝えられると、グッと進めやすくなります。

Design PEPEでは、最初の打ち合わせでここにしっかり時間をかけ、
「目的」「ターゲット」「ゴール」を一緒に整理するところから始めるようにしています。

デザイン・コーディングなど技術的な部分

【制作会社が基本的に対応すること】

・デザインの作成（色使い、レイアウト、文字の見せ方など）
・コーディング（ブラウザで表示できる形への変換）
・スマホ・タブレット対応
・問い合わせフォームの実装とテスト
・WordPressなど更新システムの構築（導入する場合）

ここは、社内で対応するのが難しい「専門領域」です。
自社で「一から勉強してやる」よりも、制作会社に任せる方が現実的な部分と言えます。

【事前に確認しておきたいポイント】

・どのページまでデザインを作り込んでくれるのか（トップだけか、下層もか）
・ブラウザやスマホでの表示確認をどこまで行ってくれるのか
・問い合わせフォームの動作確認や迷惑メール対策などを含むか

文章・写真・イラストなどの中身

一番「どこまでやってくれるのか」が分かりにくいのが、このコンテンツ部分です。
ここは制作会社によって対応範囲が大きく変わります。

【よくある3パターン】

1. 原稿・写真はすべて支給前提
   ・お客様側で文章を用意し、写真も撮影または提供
   ・制作会社は、それをきれいにレイアウトして掲載する
2. 原稿のたたき台作成・写真選定までサポート
   ・ヒアリングをもとに制作会社が原稿の下書きを作る
   ・既存の写真から、どれを使うか一緒に選定
3. 取材・撮影込みでコンテンツを丸ごと制作
   ・ライターが取材し、カメラマンが写真を撮影
   ・コンテンツ制作費として別途見積もり

【社内で準備するとスムーズなもの】

・サービス・商品の一覧と簡単な説明
・主な取引先や実績のリスト
・よくある質問とその答え
・代表あいさつや会社の沿革の元となるメモ

Design PEPEでは、ヒアリングや質問シートを通じて「原稿のたたき台」をこちらで用意し、
それをお客様と一緒にブラッシュアップしていく形をとることが多いです。
写真についても、「社内で撮影する」「プロカメラマンを手配する」など、会社ごとの状況に合わせて分担を相談しながら決めていきます。

更新・運用：公開後に誰がどこまでやるか

【制作会社が対応しやすいこと】

・WordPressなど更新システムの導入・基本的なレクチャー
・月々の保守・サーバー管理（プランによる）
・不具合時の復旧やセキュリティ対応

【社内で担うことが多い部分】

・お知らせ・ブログ・事例の追加
・スタッフ紹介や採用情報の更新
・価格変更やキャンペーン情報の反映

ここも制作会社によって、

・更新もすべて代行するプランがある
・基本は社内更新で、難しい部分だけスポット対応
・更新サポートは行わず、制作のみ

など、スタンスが異なります。

Design PEPEでは、「日常的な更新はなるべく社内で」「難しいところだけ相談」というスタイルをおすすめすることが多く、
更新方法のレクチャーや、運用に慣れるまでの伴走も含めてサポートしています。

見積もり・打ち合わせで確認したいチェックリスト

「ホームページ 制作 どこまで やってくれるか」をはっきりさせるには、
最初の打ち合わせや見積もりの段階で、次の項目を確認しておくのがおすすめです。

コンテンツ（文章・写真）の分担

・原稿はどちらが作るのか
・ヒアリングをもとに制作会社が書いてくれるのか
・写真撮影は含まれているのか、別途なのか
・ストック写真（素材写真）を使う場合、その費用は含まれているか

更新・運用の範囲

・公開後の更新は、どこまでサポートしてもらえるのか
・更新方法のレクチャーは含まれているか
・月々の保守費用に含まれる内容（サーバー、ドメイン、WordPressの更新など）は何か
・不具合やトラブル時の対応範囲と料金の目安

制作の進め方・スケジュール

・打ち合わせは、対面かオンラインか、何回くらいを想定しているか
・原稿や写真の提出期限はどう決めるのか
・遅れが出た場合のスケジュール調整はどうするのか
・納品後の修正はどこまで含まれるのか（回数や範囲）

追加費用が発生しやすいポイント

・ページ数が増えた場合の追加料金
・大きなデザイン変更が出た場合の対応
・機能追加（予約システム、会員機能など）が必要になった場合の考え方

このあたりを事前に確認し、「どこまでやってくれるか」を共通認識にしておくことで、
制作途中での不安やトラブルをかなり減らすことができます。

Design PEPEに依頼する場合の分担イメージ

最後に、Design PEPEにホームページ制作をご相談いただいた場合の「分担ライン」の一例を、イメージとしてご紹介します。

Design PEPEが主に担当すること

・目的・ターゲット・ゴールの整理（初回打ち合わせ）
・サイト構成（ページ構成）と導線の設計
・デザイン作成、コーディング、スマホ対応
・お問い合わせフォームやブログ機能の実装
・基本的なSEO設定（タイトル・説明文・見出し構成など）
・原稿作成のたたき台づくり（ヒアリング・質問シートをもとに）
・更新方法のレクチャー、運用開始後のフォロー

お客さま側にお願いしたいこと

・自社の強みやターゲットの整理（対話を通じて一緒に）
・サービス内容や料金など、専門的な情報の提供
・実績や事例の情報、写真の提供（必要に応じて撮影）
・原稿の内容チェック（表現や内容が自社の実情に合っているか）
・公開後の定期的な情報更新（お知らせ・事例・採用情報など）

もちろん、実際には会社ごとの体制やご予算に合わせて柔軟に分担を調整します。
「社内で文章を書くのが難しい」「写真撮影からお願いしたい」といったご相談にも、状況を伺いながら対応方法をご提案します。

この記事の振り返りと、最初の一歩

最後に、この記事のポイントを振り返ります。

・「ホームページ 制作 どこまで やってくれるか」は制作会社によって大きく異なるため、写真・文章・更新作業などの分担ラインを事前に確認することが大切
・分担は「設計」「制作」「コンテンツ」「更新・運用」の4つに分けて考えると整理しやすい
・文章と写真は、完全支給・たたき台サポート・取材撮影込みなど、いくつかのパターンがあるので、自社の体制に合う形を選ぶ
・見積もり・打ち合わせの段階で、「コンテンツの分担」「更新範囲」「スケジュール」「追加費用の条件」をチェックしておくことで、後からのギャップを減らせる
・Design PEPEは、四日市エリアの中小企業に寄り添いながら、「何からお願いしたらいいか分からない」という段階から分担ラインを一緒に整理することを大切にしている

「うちの会社の場合、どこまで制作会社にお願いして、どこから社内で頑張るのがいいんだろう？」
「今の見積もり内容で、本当に必要なところまでカバーできているのか不安…」

もしそんなお気持ちがあれば、一度、今のお考えや見積もりの内容を一緒に整理してみませんか。
必ずしもその場で制作をご依頼いただく必要はありません。
まずは現状をヒアリングし、「ここまでは任せた方が楽」「ここは社内でできそう」といった分担ラインを一緒に考えるところからお手伝いできます。

三重県四日市市および周辺エリアで、ホームページ制作を検討中の経営者・広報担当・Web担当者の方は、
「制作会社はどこまでやってくれるのか」を一緒に整理する相手として、Design PEPEにぜひお気軽にご相談ください。