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サイト制作・リニューアル

制作会社に相談する前に社内で決めておくと、見積もりがスムーズになる5項目

約14分で読めます
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この記事の要点

こんなお悩みはありませんか?ホームページ制作の見積もりを取りたいが、制作会社に何を伝えればいいか分からない各社から届いた見積もりの金額がバラバラで、どれが妥当なのか判断できない社長と現場担当のイメージが合っておらず、打ち合わせのたびに話が戻ってしまう「とりあえず一式で」と伝えたら...

カテゴリー
サイト制作・リニューアル
公開日
2025/11/17
読了目安
約14分
タグ
Web担当者向け, 経営者向け, リニューアル検討中

こんなお悩みはありませんか?

  • ホームページ制作の見積もりを取りたいが、制作会社に何を伝えればいいか分からない
  • 各社から届いた見積もりの金額がバラバラで、どれが妥当なのか判断できない
  • 社長と現場担当のイメージが合っておらず、打ち合わせのたびに話が戻ってしまう
  • 「とりあえず一式で」と伝えたら、あとから追加費用がどんどん出てきて不安になった
  • 四日市や三重県内の制作会社に相談したいが、その前に社内で準備しておくべきことを知りたい

ホームページ制作の相談は、家づくりや車の購入と同じで「何をどこまでお願いしたいか」がはっきりしていないと、見積もりの金額も内容もバラバラになりがちです。

この記事では、三重県四日市市周辺の中小企業の経営者・広報担当・Web担当者の方向けに、制作会社に相談する前に社内で整理しておくとスムーズになる「5つの準備項目」を具体的にご紹介します。

「専門的なことは分からない」「細かい仕様までは決められない」という段階でも大丈夫です。まずはこの記事のチェックリストを使って、社内の認識をそろえるところから始めてみてください。

この記事でお伝えしたいことの全体像

先に結論をまとめると、

  1. ホームページ制作の見積もりをスムーズにするカギは「社内の整理」にある
  2. すべてを決め切る必要はなく、「方向性」と「優先順位」が伝えられれば十分
  3. 次の5項目を準備しておくと、制作会社との打ち合わせが一気に楽になる

その5項目とは、

  1. サイトの目的とターゲット
  2. 必要なページ構成と大まかな内容
  3. 原稿・写真など「誰がどこまで用意するか」の分担
  4. 更新・運用の体制と、どこまで自社で触りたいか
  5. 予算感とスケジュール、優先順位

です。

これらを社内で共有しておくことで、

  • 見積もりの条件が揃い、制作会社ごとの比較がしやすくなる
  • 「あとから大きく追加費用が必要だった」という事態を避けやすくなる
  • 社長と担当者のイメージのズレが早い段階で解消しやすくなる

といったメリットが期待できます。

ここからは、それぞれの項目をもう少し噛み砕いて見ていきましょう。

制作会社に相談する前に整理したい5つの項目

1. サイトの目的とターゲット

まず一番大事なのが「何のためのホームページなのか」「誰に見てほしいのか」をはっきりさせることです。

目的の例としては、

  • 新規の問い合わせ・見積もり依頼を増やしたい
  • 採用(応募)につながる情報を充実させたい
  • 既存のお客様に向けた情報提供・サポートを充実させたい
  • 会社の信頼感・ブランドイメージを整えたい

などがあります。

ここでのポイントは、「一番優先したい目的」を一つ決めることです。あれもこれも盛り込みすぎると、サイトの構成もデザインもぼやけてしまいます。

そしてターゲットについても、

  • 主に見てほしいのは「経営者」「担当者」「個人のお客様」のどれか
  • 地域は「四日市市内」「三重県内」「東海全体」「全国」のどこまでを想定しているか
  • 既存顧客向けか、新規の見込み客向けか

といった点を、社内で一度話し合ってメモしておくとよいでしょう。

「目的」と「ターゲット」が分かるだけでも、制作会社は「それなら、この構成・この導線が良さそうですね」と具体的な提案がしやすくなります。

2. 必要なページ構成と大まかな内容

次に、「どんなページが必要になりそうか」をざっくりでいいので考えておきます。

よくあるページ構成の例は、

  • トップページ
  • 事業内容(サービス紹介)
  • 会社概要
  • 施工事例・導入事例・商品紹介
  • お客様の声
  • お知らせ・ブログ
  • 採用情報
  • お問い合わせフォーム
  • アクセス・地図

などです。

ここで大切なのは、完璧なサイトマップを作ることではなく、

  • 絶対に必要なページ
  • できれば欲しいページ
  • 今回は見送ってもよいページ

の3つに分けておくことです。

この優先度があると、予算やスケジュールに応じて「まずはここまで作り、将来的にこのページを追加していきましょう」といった段階的な提案が受けやすくなります。

社内での具体的な進め方としては、

  • 既存のパンフレット・会社案内・提案書などを机に並べる
  • お客様に渡している資料で、特によく使うものをピックアップする
  • それぞれの資料が、どのページに対応しそうかを書き出してみる

といった「今あるものの棚卸し」から始めると考えやすくなります。

3. 原稿・写真などの分担範囲

見積もり金額に大きく影響するのが、「テキスト(文章)と写真を誰がどこまで用意するか」です。

分担のパターンは大きく分けて、次の3つがあります。

  • 原稿も写真も、基本的に制作会社におまかせ
  • 原稿は社内で用意し、写真はカメラマンや制作会社に依頼
  • 原稿も写真も、基本的には社内で用意(必要に応じて添削のみ依頼)

もちろん「ページによって分ける」という考え方もあり、

  • 会社概要や代表あいさつは社長が原稿を書く
  • サービス内容は現場担当が箇条書きで情報を出し、文章化は制作会社に任せる
  • 採用ページの写真だけはプロの撮影を入れる

といった組み合わせも可能です。

ここで制作会社に伝えておきたいのは、

  • 自社で書けそうなページ、書くのが難しそうなページ
  • 社内に、写真撮影や文章作成が得意な人がいるかどうか
  • 過去に撮影した写真や、既にあるテキスト(パンフレット等)の有無

といった情報です。

「自社でも頑張れば書けるけれど、時間的に厳しい」という場合は、最初から「インタビューをして文章をまとめてほしい」と相談しておくと、見積もりに反映してもらいやすくなります。

4. 更新・運用の体制と、どこまで自社で触りたいか

ホームページは公開して終わりではなく、その後の更新・運用も重要です。

ここでのポイントは、

  • お知らせやブログを「自社で更新したい」のか、「更新も制作会社に任せたい」のか
  • 社内で更新を担当できる人が何名くらいいるのか
  • 更新頻度のイメージ(例:月1回は必ず更新したい、採用情報だけは随時更新したい)

といった「運用イメージ」を持っておくことです。

自社で更新したい場合は、

  • WordPressのようなCMSで更新しやすい作りにしてもらう
  • 更新画面の操作マニュアルやレクチャーを含めて見積もってもらう

といった要望を、相談の段階で伝えておくとよいでしょう。

逆に「社内で触るのは難しそう」という場合は、

  • 更新代行の費用を含めた保守プラン
  • 更新1回あたりの目安料金

なども、合わせて見積もりに入れてもらうことができます。

「どこまで自社でやりたいか」を整理しておくことで、余計な機能を付けすぎず、自社に合った運用スタイルを選びやすくなります。

5. 予算感とスケジュール、優先順位

最後に、少し触れにくいところではありますが「予算」と「スケジュール」です。

  • 大まかにどれくらいの予算を想定しているか(例:◯十万円台、なるべく◯◯万円以内など)
  • いつまでに公開したいか(例:新年度まで、採用の繁忙期まで、展示会までなど)
  • 予算とスケジュールのどちらを優先したいか

ここを制作会社が知っているのと知らないのとでは、提案内容が大きく変わります。

たとえば、

  • 期末までにどうしても公開したい → 初期構築のボリュームを抑え、後からページを増やす提案
  • 予算は限られているが、採用も営業も両方に効くサイトにしたい → 優先度の高いページから着手し、将来の拡張を前提とした設計

といった「段階的なプラン」も考えやすくなります。

社内でのおすすめの整理方法は、

  • 絶対条件(譲れない条件)
  • できれば叶えたい条件
  • 今回は見送ってもよい条件

の3つに分けて、箇条書きにしておくことです。

これを打ち合わせの最初に共有してもらえると、制作側も「では、この条件を満たす範囲でご提案します」と話を進めやすくなります。

社内で準備を進めるための具体的なステップ

1. 社長・経営層と担当者の「ゴールイメージ合わせ」

中小企業・小規模事業者のホームページ制作でよくあるのが、

  • 社長は「採用に効くサイトにしたい」と思っている
  • 担当者は「まずは会社紹介と事業内容を整理したい」と考えている

というように、ゴールのイメージが少しずれているケースです。

このズレに気づかないまま制作会社との打ち合わせに入ると、

  • 打ち合わせの途中で方針が変わる
  • 一度決まった内容が白紙に戻る
  • スケジュールもコストも膨らんでしまう

といったことが起こりがちです。

そのため、社内で最初にやっていただきたいのは、

  • 「今回のホームページで一番優先したいことは何か」を、社長と担当者で一緒に話す
  • その結果を、簡単なメモや資料にまとめておく

というシンプルなステップです。

難しく考える必要はなく、「新規の問い合わせを増やしたい」「採用を強化したい」「まずは今の古いサイトをきちんとしたい」のような一文で十分です。

2. 既存資料の棚卸しと、足りない情報の洗い出し

次に、情報の棚卸しをしていきます。

具体的には、

  • 会社案内パンフレット
  • 商品カタログ
  • 提案書・見積書のテンプレート
  • 既存のホームページの印刷物
  • 採用チラシや求人票

などを一度集めて、「どんな情報を既に持っているか」を確認してみてください。

その上で、

  • ホームページにもそのまま載せられそうな情報
  • 追加で整理・言い換えが必要な情報
  • そもそもまだ用意できていない情報(お客様の声、事例写真など)

を分けておくと、制作会社との打ち合わせがスムーズになります。

「足りない情報」がはっきりすると、

  • インタビューや撮影の日程を早めに押さえる
  • お客様に事例掲載の了承を取っておく
  • 社内で原稿を作成する時間を確保しておく

といった準備も前倒しで進めやすくなります。

3. 簡単な「要望メモ」を作っておく

最後に、ここまで整理した内容をA4一枚程度のメモにまとめておくと便利です。

例えば、次のような項目を箇条書きで書き出します。

  • サイトの目的:新規の問い合わせ増/採用強化/信頼感アップ など
  • 想定ターゲット:四日市市周辺の法人/一般の個人のお客様 など
  • 必要なページ:トップ/事業内容/会社概要/事例/お問い合わせ など
  • 原稿・写真の分担:会社概要と代表あいさつは社長が作成、サービスページは制作会社に依頼 など
  • 更新と運用:お知らせ・ブログは社内で更新したい、採用情報は必要なときだけ依頼したい など
  • 予算感とスケジュール:◯◯万円以内で、◯月末までに公開したい など

完璧でなくて大丈夫です。「今の時点での考え」をまとめたメモがあるだけで、制作会社としてはヒアリングのスタートがとても切りやすくなります。

Design PEPEがサポートできること

「何から相談したらいいか分からない」を一緒に整理します

Design PEPEは、三重県四日市市を拠点に、中小企業や個人事業主のホームページ制作・リニューアルをお手伝いしている制作事務所です。

お問い合わせの多くが、

  • まだ内容が固まっていないのですが…
  • 予算もはっきり決めておらず、まずは相談したくて…
  • 前回の制作会社ではうまく進まず、今回はちゃんと話を聞いてくれるところに頼みたい

といった「これから考えていきたい」という段階のご相談です。

そのため、最初の打ち合わせでは、

  • 現状の課題や、これまでの経緯
  • 社長・担当者それぞれのお考え
  • 会社として今後やっていきたいこと

を整理しながら、「ではホームページではここをゴールにしましょう」といった形で、一緒に方向性を決めていくスタイルを大切にしています。

見積もり前の整理から、長期的な運用まで伴走

また、見積もりの前段階から、

  • どこまで社内で対応できそうか
  • どの部分を外部に任せた方が効率的か
  • 今回の制作で必ず実現したいこと、将来の拡張に回してよいこと

などを一緒に整理し、段階的なプランをご提案することも可能です。

公開後も、

  • 更新・運用のちょっとした相談
  • 追加ページのご相談
  • 写真・デザインのブラッシュアップ

など、地域に根ざした長期的な伴走支援を心がけています。

「三重県四日市市近辺で、顔の見える距離感で相談できるパートナーがほしい」という方は、ぜひホームページやLINEからお気軽にご相談ください。

この記事の振り返りと、最初の一歩

最後に、この記事の内容を振り返ります。

  • ホームページ制作の見積もりをスムーズにするカギは、「社内の整理」と「優先順位付け」
  • 相談前に整理しておきたいのは、①目的とターゲット ②必要なページ構成 ③原稿・写真の分担 ④更新・運用の体制 ⑤予算感とスケジュールの5項目
  • 社長と担当者のゴールイメージを合わせておくことで、打ち合わせ中の迷い戻りを減らせる
  • 既存の資料を棚卸しし、「既にある情報」と「足りない情報」を分けておくと準備がしやすい
  • A4一枚の「要望メモ」があれば、制作会社との初回相談がぐっと具体的で建設的なものになる

そして、ここからの「最初の一歩」としては、

  • この記事の5項目をコピーして、社内の打ち合わせメモにする
  • 社長・担当者で30分だけ時間を取り、「ゴールイメージ」を一緒に話してみる
  • ある程度まとまったら、そのメモを持って制作会社に相談してみる

といったところから始めてみていただければと思います。

もし「整理したいけれど、自分たちだけではうまく言語化できない」という場合は、Design PEPEでも現状ヒアリングからのご相談を承っています。
四日市市および周辺エリアでホームページ制作・リニューアルをご検討中の方は、ぜひ一度「まずは相談だけ」でもお気軽にお問い合わせください。

この記事についてよくある質問

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