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担当者1人でも回せる、社内で続けるホームページ運用体制の作り方

約11分で読めます
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この記事の要点

こんなお悩みはありませんか?ホームページ担当が実質1人で、本業と兼務のため更新まで手が回らない「社内で運用したい」と思っているが、何をどこまでやればいいか整理できていない制作会社に毎回依頼すると費用がかさむので、できることは社内でやりたい担当者が変わるたびにホームページが止まり、...

カテゴリー
更新・運用・WordPress
公開日
2025/10/24
読了目安
約11分
タグ
Web担当者向け, WordPress

こんなお悩みはありませんか?

  • ホームページ担当が実質1人で、本業と兼務のため更新まで手が回らない
  • 「社内で運用したい」と思っているが、何をどこまでやればいいか整理できていない
  • 制作会社に毎回依頼すると費用がかさむので、できることは社内でやりたい
  • 担当者が変わるたびにホームページが止まり、情報が古いままになってしまう
  • 経営者として、どこまで任せてどこから関わるべきか判断が難しい

四日市市や周辺エリアの中小企業では、ホームページ担当が「一人情シス」状態になっていることも少なくありません。
その結果、せっかく作ったホームページが「動かない看板」になってしまい、もったいない状況が生まれがちです。

この記事では、担当者が1人しかいない、あるいは兼務で時間が限られている企業でも無理なく続けられる「ホームページの社内運用体制」の考え方と作り方をお伝えします。

  • まず整理すべきポイント
  • 担当者1人でも回せる運用の型
  • 続けるためのルール作りと外部パートナーの使い方

まで、順番に整理していきます。
「まずは何から手をつければいいか」をイメージしながら読んでいただければと思います。

この記事でお伝えしたいことの全体像

先に結論からお伝えすると、「担当者1人でも回せるホームページ運用体制」のポイントは、この3つです。

  • 役割と目的をはっきり決める
    → ホームページの目的と、担当者・経営者・外部パートナーそれぞれの役割を整理する
  • やることを「月・週・都度」に分けて、型を作る
    → 毎回ゼロから考えずに済むように、チェックリストとテンプレートを用意する
  • 社内だけで抱え込まず、「外部に任せる部分」を決めておく
    → 構成・デザイン・技術的な部分はパートナーと分担し、担当者は「中身と判断」に集中する

フルリニューアルや高度なテクニックよりも、「無理なく続けられる仕組みづくり」が先です。
その視点で、具体的なステップを見ていきましょう。

ホームページ運用体制を整える前に整理しておきたいこと

運用の目的とゴールをはっきりさせる

まず最初に必要なのは、「何のためにホームページを運用するのか」をはっきりさせることです。

例えば

  • 新規問い合わせを増やしたい
  • 採用応募を増やしたい
  • 既存のお客さま向けに最新情報を届けたい
  • 会社の信頼感を高めるために情報を整えたい

など、会社によって目的はさまざまです。

目的があいまいなままだと、

  • 更新する内容がその場しのぎになる
  • 優先順位がつけられない
  • 結果として「忙しいときは止まる」運用になる

という状態になりがちです。

まずは経営者・担当者で話し合い、「この1年でホームページに期待する役割」を紙1枚でもいいので書き出してみてください。
このシンプルな作業が、その後の運用体制づくりの軸になります。

誰が何をどこまでやるかを決める

次に、「ホームページ運用に関わる人」と「役割」を整理します。

例としては、次のようなイメージです。

  • 経営者・責任者
    → 全体方針の決定、最終承認、予算の判断
  • 担当者(広報・Web担当)
    → 更新企画、原稿作成、簡単な更新作業、制作会社との窓口
  • 現場スタッフ
    → 写真の提供、事例・ニュースのタネ出し
  • 外部パートナー(制作会社・フリーランスなど)
    → デザイン調整、WordPressなどの技術的更新、難しいページ構成の設計

「全部担当者1人で」と考えてしまうと、すぐに息切れしてしまいます。
社内外を含め、誰が何を担当するのかをざっくり決めておくだけでも、ぐっと進めやすくなります。

担当者が1人でも回せる運用体制の基本設計

月・週・都度の「やることリスト」を作る

担当者1人でも回すためには、「毎回ゼロから考えない仕組み」が大切です。
おすすめは、ホームページの運用タスクを「月・週・都度」に分けて整理する方法です。

例えば

  • 毎月やること
    • アクセス数と問い合わせ数の確認
    • トップページのお知らせ確認
    • 更新が必要そうなページの洗い出し
  • 毎週やること
    • ブログやお知らせのネタ出し
    • 社内からの情報収集(現場の写真・事例など)
  • 必要なときにやること
    • 新サービスや料金改定のお知らせ掲載
    • 事例・お客さまの声の追加
    • 採用情報の更新

この「やることリスト」を共有のドキュメントやチェックリストにしておけば、担当者が変わっても引き継ぎがしやすくなります。

社内で情報収集と決裁の流れを整える

ホームページ更新が止まってしまう理由の一つが、「情報が担当者のところまで降りてこない」「確認・決裁に時間がかかる」という点です。

そこで、社内で次のようなルールを決めておくとスムーズです。

  • 新しい事例やニュースが出たら、必ず担当者にメール・チャットで知らせる
  • 写真や資料は、共通のフォルダに入れておく
  • 通常の更新は、毎週〇曜日までに原稿を作成し、責任者が確認する
  • 緊急のお知らせは、電話やチャットで優先対応

このような「情報の流れ」と「承認の流れ」を決めておくことで、担当者1人でもスムーズに更新しやすくなります。

外部パートナーに任せる部分を決めておく

社内運用と言っても、すべてを自社で抱える必要はありません。

例えば、次のような部分は外部パートナーに任せる方が、結果的に効率的なことが多いです。

  • 新しいページのデザインやレイアウト調整
  • WordPressやプラグインのアップデート、セキュリティ対応
  • フォームやシステム連携など、技術的に難しい部分
  • 大きな構成変更やリニューアルに近い作業

逆に、

  • ニュースやブログの原稿
  • 事例やお客さまの声の内容
  • 社内の写真や現場の様子

などは、自社でしか分からない情報なので、社内で主導していく方が良い部分です。

「どこからどこまでを外部に任せるか」を最初に決めておくと、予算のコントロールもしやすくなります。

運用を続けるための工夫と、よくあるつまずき

完璧を目指さない「スモールスタート」がポイント

ホームページ運用が続かない大きな理由のひとつが、「最初から完璧を目指してしまうこと」です。

  • しっかりした記事を書かなければ
  • 写真もきれいに撮らないと
  • デザインも整えてから公開したい

と考えているうちに、時間が足りなくなって更新が先送りになってしまいます。

中小企業のホームページ運用では、

  • まずは短いお知らせや簡単な事例から出してみる
  • 写真はスマホ撮影でも、明るさだけ整えて使う
  • 後からじっくり整える前提で、とりあえず情報を出す

くらいの「スモールスタート」で始める方が続きやすいです。
大切なのは、「止めないこと」です。

社内で共有する簡単な運用ルールを作る

担当者が1人でも、社内で運用を理解してもらえているかどうかで、負担感は大きく変わります。

例えば、次のようなシンプルなルールを社内に共有しておくのも有効です。

  • 新しい実績やニュースが出たら、必ず担当者に知らせる
  • 写真は、できるだけ横向き・明るい場所で撮影する
  • ホームページに載せてよい情報と、載せない情報の線引きを決めておく
  • 掲載前に必ず確認が必要な内容(価格、社外向けコメントなど)を明文化する

これらを1枚の「ホームページ運用ルール」としてまとめておくと、新しい担当者への教育もスムーズです。

数字の見方と振り返りのコツ

「運用体制を整えたものの、成果が出ているのか分からない」という声もよく伺います。

難しい分析は置いておいても、まずは次のようなシンプルな指標から振り返るのがおすすめです。

  • 月ごとの問い合わせ件数
  • どのページから問い合わせが発生しているか
  • よく見られているページ(アクセス数が多いページ)

これらを毎月1回、担当者と経営者で10〜15分程度話す時間を作るだけでも、

  • どのページを優先的に整えるべきか
  • どんな情報を増やしていくと良さそうか

といった次の打ち手が見えやすくなります。

「数字を見て終わり」ではなく、「次に何をするか」を1つだけ決める習慣をつけると、運用が前に進みやすくなります。

Design PEPEが大事にしているホームページ運用支援

初期設計とテンプレート作成を一緒に行う

Design PEPEは、三重県四日市市を拠点とする個人のWeb制作事務所として、ホームページ制作だけでなく「その後の運用」がうまく回ることを大事にしています。

具体的には、

  • ホームページの目的整理と、運用方針のすり合わせ
  • 月・週・都度の「やることリスト」の作成
  • お知らせ・事例・ブログ記事などのテンプレート作り
  • 社内向けの簡単な運用マニュアル作成

といった「運用体制の初期設計」の部分も、制作とセットでお手伝いしています。

「担当者1人でも、これなら回せそう」というレベル感を一緒に探りながら決めていくイメージです。

定期的なオンライン・訪問での伴走支援

運用は、どうしても「始めたあと」が大事です。
Design PEPEでは、希望に応じて

  • 毎月・隔月などの定期ミーティングでの振り返り
  • 更新内容の相談、優先順位の整理
  • 技術的に難しい部分のスポット対応
  • 新しい取り組み(採用情報の強化、LP制作など)の相談

といった形で、長期的な伴走支援も行っています。

四日市市内・近郊であれば訪問での打ち合わせ、遠方の場合はオンラインでの打ち合わせにも対応可能です。

「丸投げの外注」ではなく、「社内運用を一緒に育てていくパートナー」として関わらせていただくスタイルを大切にしています。

この記事の振り返りと、最初の一歩

最後に、この記事のポイントを振り返ります。

  • 担当者1人でも回せるホームページ運用体制には、「目的の整理」「役割分担」「仕組みづくり」の3つが重要
  • 月・週・都度の「やることリスト」を作り、毎回ゼロから考えない仕組みをつくることで、更新のハードルを下げられる
  • 情報収集と決裁の流れを整え、社内ルールを簡単にまとめておくことで、担当者の負担が減り、引き継ぎもしやすくなる
  • 完璧を目指しすぎず、「小さく始めて続ける」ことが、中小企業のホームページ運用では何より大事
  • 外部パートナーに任せる部分と、社内で行う部分を上手に分けることで、無理なく運用できる体制を整えられる

そして、この記事を読んでくださったあなたにおすすめしたい「最初の一歩」は、次の3つです。

  • ホームページに期待する役割を、経営者・担当者でA4用紙1枚に書き出してみる
  • 月・週・都度の「やることリスト」を仮で作ってみる
  • 「社内でやること」と「外部に任せたいこと」をざっくりメモしてみる

ここまで整理できていれば、制作会社やフリーランスに相談する際も話がスムーズになり、見積もりや提案の内容も具体的になります。

四日市市や三重県周辺で、
「ホームページを社内で運用していきたいけれど、体制づくりから相談したい」
「担当者1人でも続けられるやり方を一緒に考えてほしい」

とお考えの方は、ぜひ一度Design PEPEにご相談ください。
今のホームページの状況や社内体制を伺いながら、無理のない運用体制づくりを一緒に考えさせていただきます。

この記事についてよくある質問

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