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フォームの途中離脱を減らすには?入力項目と導線を見直す実践チェックリスト

約16分で読めます
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この記事の要点

こんなお悩みはありませんか?広告やSEOでアクセスはあるのに、問い合わせフォームでの完了数が少ないフォームの入力画面までは来ているのに、送信までたどり着いていない気がする営業側の要望で入力項目を増やした結果、むしろ問い合わせが減ってしまったBtoB商談なので情報はたくさん欲しいが...

カテゴリー
LP・コンバージョン
公開日
2025/8/15
読了目安
約16分
タグ
Web担当者向け, LP・広告

こんなお悩みはありませんか?

  • 広告やSEOでアクセスはあるのに、問い合わせフォームでの完了数が少ない
  • フォームの入力画面までは来ているのに、送信までたどり着いていない気がする
  • 営業側の要望で入力項目を増やした結果、むしろ問い合わせが減ってしまった
  • BtoB商談なので情報はたくさん欲しいが、どこまで項目を削ってよいか分からない
  • 制作会社に任せたフォームを触るのが怖くて、改善したいのに手が止まっている

世界的な調査では、オンラインフォームの平均途中離脱率はおおよそ60%前後とも言われており、国内のアンケートでも7割以上の人が「フォーム入力中に離脱した経験がある」と答えています。
また、最近のBtoB調査では「フォーム入力者の約7〜8割が途中で離脱している」というデータも出ており、特にBtoBの問い合わせや資料請求フォームでは深刻な課題になっています。

つまり「うちの問い合わせフォーム、途中で離脱されている気がする…」という感覚は、決してあなただけではありません。

この記事では、三重県四日市市および周辺エリアの中小企業の経営者・広報担当・Web担当者の方に向けて、

  • なぜ問い合わせフォームで途中離脱が起きるのか
  • まず見直すべき「入力項目」と「導線」のポイント
  • 四日市の中小企業でも現実的に取り組みやすい改善ステップ

を、チェックリスト形式で整理していきます。

結論:この記事でお伝えしたいことの全体像

最初に、この記事の結論をざっくり整理すると次の3つです。

  1. フォームの途中離脱は「特別な失敗」ではなく、多くの会社で起きている
    → だからこそ、「どこで離脱しているか」「なぜ離脱しているか」を冷静に分解することがスタート地点です。
  2. 一番効果が出やすいのは「入力項目を削ること」と「スマホでの使いやすさ」
    → できるだけ少ない項目数・分かりやすいラベル・入力支援によって、完了率が上がりやすいことが多くの調査で示されています。
  3. BtoBや採用フォームでは「量より質」のバランス設計が重要
    → 営業が欲しい情報を全部フォームに詰め込むのではなく、「最初の一歩で必要な情報」と「後から聞けばよい情報」を分ける発想が必要です。

この3つを頭に置きながら、「うちのフォームはどこから見直すのが良さそうか」を一緒に考えていきましょう。

問い合わせフォームの途中離脱はなぜ起こる?

フォーム離脱率とは?どのくらい起きているのか

まず用語の整理からです。

  • フォーム離脱率
    フォームページに来た人のうち、「送信完了せずに離脱してしまった人の割合」です。

多くの調査を総合すると、オンラインフォームの途中離脱はおおむね半数以上で発生しており、平均60%前後というデータもあります。
採用フォームでは、国内アンケートで75%以上の人が「入力中に離脱した経験がある」と回答している調査もあり、フォーム改善(EFO: Entry Form Optimization)は短期間で成果が出やすい施策として注目されています。

つまり、「途中で離脱されているのはうちだけではない。だからこそ改善の余地が大きい」と前向きに捉えていただいて大丈夫です。

中小企業のフォームにありがちな3つの問題

四日市周辺の中小企業のフォームを拝見していると、次のような共通点がよく見られます。

  • 項目が多すぎる
    → 会社名・部署名・役職・郵便番号・住所・電話・FAX・予算・導入時期…と、初回問い合わせの段階からかなり細かい情報を求めている。
  • スマホで入力しづらい
    → 文字が小さい、ボタンが押しづらい、項目が横並びでスクロールが多い、入力枠とラベルの対応が分かりにくい。
  • 不安を感じさせるポイントがある
    → 「この会社にこれだけ個人情報を渡して大丈夫か?」という不安を和らげる説明が少ない(プライバシーポリシーへのリンクや簡単な一文など)。

実際、フォーム離脱の主な原因として「項目が多すぎる」「入力に手間がかかる」「スマホで操作しにくい」などが挙げられており、改善策としても「項目数の削減」「見やすいデザイン」「入力支援」が定番となっています。

BtoBならではの「削れない項目」問題

BtoBの問い合わせフォームでは、「営業のために必要だから」と、

  • 会社名
  • 部署名
  • 役職
  • 従業員数
  • 予算感
  • 導入予定時期

などをすべて必須項目にしてしまうケースが少なくありません。

しかし最新の調査によると、BtoB向けフォーム入力者の約77%が途中離脱しており、その大きな理由が「運営側が削れないと思い込んでいる項目」にある、と指摘されています。

ここで大切なのは、「営業側が欲しい情報」と「最初の一歩で本当に必要な情報」は分けて考える、という視点です。

例えば、

  • 最初の問い合わせフォームでは
    → 名前・メールアドレス・ざっくりした相談内容程度に抑える
  • 返信メールや初回ヒアリングの中で
    → 会社規模・予算感・導入時期など、深い情報を丁寧に聞いていく

といった二段階の設計にすることで、離脱を減らしつつ、最終的に必要な情報もきちんと集めることができます。

まず見直したい「入力項目」とレイアウトの基本

ステップ1:入力項目を棚卸しして「絶対に必要な最小セット」にする

フォーム改善で一番効果が出やすいのが、「項目数の見直し」です。

次の3つの質問で、今のフォーム項目を一度棚卸ししてみてください。

  1. この項目は、「初回接点の段階で」絶対に必要か?
  2. この情報は、メール・電話・打ち合わせの時に聞いても問題ないか?
  3. 営業側の「あると便利」だけで必須にしていないか?

海外も含めた多くのベストプラクティスでは、「フォームは出来るだけ短くし、必要最低限の情報だけを聞くこと」が離脱率を下げる一番のポイントだとされています。

中小企業の問い合わせフォームであれば、最初の一歩としては、

  • お名前(会社名は任意でも可)
  • メールアドレス
  • 電話番号(どちらか一方でも可)
  • ご相談内容(自由記入または簡単な選択肢)

くらいに絞ってしまうのも、一つの選択肢です。

ステップ2:スマホでの入力しやすさを「自分の手」で確認する

フォームは、パソコンよりもスマホから入力されるケースが増えています。

そこでおすすめしたいのが、次のような「自社チェック」です。

  • スマホで自社サイトを開き、実際にフォームを自分で入力してみる
  • 片手操作で、問題なく入力・送信できるか確認する
  • 入力欄とラベルの位置関係が分かりやすいかを見る
  • 画面の上下スクロールが多すぎないかを体感する

もし、

  • 字が小さくて入力欄が押しにくい
  • 「どの項目が必須か」が一目で分からない
  • 入力エラーの場所が分かりにくい

と感じたら、ユーザーも同じところでストレスを感じている可能性が高いです。

ステップ3:フォームの「見栄え」より「安心感」を優先する

フォームのデザインというと、つい「おしゃれさ」や「ブランドイメージ」を優先してしまいがちですが、問い合わせフォームにおいては「安心して情報を送れるかどうか」が最優先です。

例えば、次のような工夫は比較的かんたんに取り入れられます。

  • フォーム周辺に「このようなお問い合わせを受け付けています」と一文添える
  • 「しつこい営業はいたしません」「まずはお気軽にご相談ください」など、心理的ハードルを下げる文言を添える
  • プライバシーポリシーへのリンクを分かりやすく配置する
  • SSL対応(URLがhttpsから始まり、鍵マークが付いている)をきちんと行う

こうした工夫は、フォーム最適化(EFO)の基本的な施策として、多くの事例で「途中離脱を減らす」ことに役立つとされています。

離脱を減らす導線設計と「迷子にさせない」フォーム

フォームに来る前のページで「不安」と「疑問」を潰しておく

フォーム改善というと入力画面だけに目が行きがちですが、実はフォームにたどり着く前のページ(サービス紹介ページやLP)が重要です。

フォームに進む前に、次のような情報がきちんと書かれているか確認してみてください。

  • どのような相談ができるのか(例:ホームページ制作の相談・見積もり・リニューアル診断など)
  • 相談は無料か、有料か(無料診断であればその旨を明記)
  • 返信までの目安(例:1〜2営業日以内にご連絡いたします)
  • 相談後の流れ(例:オンライン打ち合わせ→お見積もり→ご契約)

こうした情報が前もって分かっていると、ユーザーは「とりあえず送ってみよう」と思いやすくなります。

エラー表示や確認画面で「もういいや」と思わせない

フォーム入力中に、

  • エラーがどこか分からない
  • 入力内容が全部消えてしまった
  • 何度も同じエラー表示が出る

といった体験をすると、ユーザーは簡単に諦めてしまいます。

具体的には次のような改善点があります。

  • エラーは「どの項目が原因か」を明確に表示する
  • 送信ボタンを押したあと、エラーがあっても入力内容は保持する
  • 全角・半角やハイフンの有無など、細かい表記揺れには柔軟に対応する

これらはユーザー体験(UX)を向上させ、フォーム離脱率を下げる定番の工夫として多くの事例で紹介されています。

「途中離脱対策」にポップアップやチャットを使うかどうか

最近は、フォームから離脱しようとしたときに表示されるポップアップ(「何かお困りですか?」など)や、チャットボットでの問い合わせを併用するケースも増えています。

ただし、中小企業の場合は、

  • あまり派手なポップアップを出しすぎると逆に不信感につながる
  • チャットを導入しても、社内で対応しきれず放置されてしまう

といったリスクもあります。

まずはフォーム自体をシンプルに・分かりやすくすることを優先し、その上で必要に応じてポップアップやチャットを検討する、という順番がおすすめです。

四日市の中小企業でも実践しやすい改善ステップ

今日からできる「フォーム改善5つのチェック」

大掛かりなリニューアルの前に、次の5つだけまず確認してみてください。

  1. 項目数
    → 初回問い合わせに本当に必要な項目だけになっているか。削れる項目はないか。
  2. 必須項目の数
    → ほぼすべて必須になっていないか。どうしても必須にすべきでない項目はないか。
  3. スマホでの見やすさ
    → 自分のスマホで入力してみて、ストレスなく送信までたどり着けるか。
  4. 安心感の一文
    → 「しつこい営業はいたしません」「まずはお気軽にご相談ください」など、気持ちを後押しする言葉が添えられているか。
  5. 送信後のサンクスページ
    → 送信完了後に、「このあとどうなるのか」が分かるページやメッセージが表示されているか。

この5つだけでも整えると、フォームの印象は大きく変わります。

少し腰を据えて取り組む「フォーム改善プロジェクト」の進め方

もう一歩踏み込んだ改善を行う場合は、次のような流れをおすすめします。

  • 現状把握
    フォームページの閲覧数、送信数、おおよその完了率を把握する。(ざっくりで構いません)
  • 課題の仮説出し
    「項目が多いのか」「スマホで使いにくいのか」「安心感が足りないのか」など、社内で意見を出し合う。
  • 改善案の優先順位付け
    「工数が少なく、効果が大きそうなもの」から順に実施する(例:項目削減 → スマホ確認 → エラー表示改善 など)。
  • 実装と検証
    改善前後で、おおまかな完了数の変化を確認する(厳密なテストでなくても大丈夫です)。

こうした流れで、「一度きりの改善」ではなく、「少しずつ良くしていくサイクル」を回していくことが理想的です。

広告・LPとセットで見直すと効果が出やすい理由

広告やLP(ランディングページ)からフォームに流している場合は、フォーム単体の改善だけでなく、

  • 広告の訴求内容
  • LPでの情報量や説明の仕方
  • フォームへ進むボタンの文言

も合わせて見直すことで、より大きな効果が期待できます。

例えば、

  • 広告で「30秒でかんたん相談」と謳っているのに、フォームが長くて複雑
  • LPで料金が全く触れられていないのに、フォームでいきなり「予算」を必須で聞いている

といったギャップがあると、途中離脱の原因になりやすいです。

Design PEPEがフォーム改善でお手伝いできること

現状診断と「優先度の高い一手」を一緒に整理

三重県四日市市を拠点とするDesign PEPEでは、問い合わせフォームの改善について、

  • 現在のフォームの構成・項目・デザインのチェック
  • スマホ画面での使いやすさの確認
  • LPや広告とのつながり方の確認

などを行い、「まずどこから手をつけるべきか」を一緒に整理するところからお手伝いしています。

「とにかく完了数を増やしたいのか」「リードの質も保ちたいのか」など、ビジネスの目的に合わせて、最適なバランスを考えることを大事にしています。

入力項目の設計からデザイン・実装までまとめて相談

フォーム改善は、単に見た目を変えるだけでなく、

  • 営業や現場の方のヒアリング
  • 必要な項目・任意の項目の整理
  • エラー表示や確認画面の設計

など、社内の意見を反映させながら進める必要があります。

Design PEPEでは、

  • ヒアリングを通じた項目設計のサポート
  • ユーザー目線でのラベル文言・説明文の提案
  • WordPressや各種フォームツールでの実装

まで、一連の流れをまとめてご相談いただけます。

長期的な伴走で「改善を止めない」フォーム運用へ

フォーム改善は、一度直して終わりではありません。

  • 新しいサービスを追加した
  • ターゲット層が変わった
  • 広告の打ち出し方を変えた

といったタイミングで、フォームも少しずつ見直していくことが大切です。

Design PEPEは、四日市・三重エリアに根ざした制作事務所として、

  • 定期的なミーティングでの振り返り
  • ちょっとしたテキスト修正や項目変更
  • 必要に応じたLP全体の見直し

など、長く伴走しながらフォームやサイト全体のコンバージョン改善をサポートしていきます。

この記事の振り返りと、最初の一歩

最後に、この記事のポイントを振り返ります。

  • 問い合わせフォームの途中離脱は、多くの企業で起きており、平均でも半数以上が完了前に離脱していると言われている
  • 一番効果が出やすいのは、「入力項目を本当に必要な最小限に絞ること」と「スマホでの入力しやすさ」の改善
  • BtoBや採用フォームでは、「最初の一歩で必要な情報」と「後から聞けばよい情報」を分けて設計することが重要
  • フォームだけでなく、フォームに至るまでのLPや説明、送信後の案内まで含めて「安心して送れる導線」を整えることが、離脱を減らす鍵
  • 改善は一度きりではなく、「小さな改善を繰り返すサイクル」を作ることで、長期的に成果が出やすくなる

「うちの問い合わせフォームは、どこから見直すのが良さそうか客観的な意見がほしい」
「広告やLPも含めて、フォーム周りを一度整理してほしい」

と感じられた方は、ぜひ一度、Design PEPEにご相談ください。

現在のフォームURLと、ざっくりとした課題感(例:完了数を増やしたい、リードの質も保ちたい、スマホでの見づらさが気になっている、など)をお聞かせいただければ、

  • 現状の簡易診断
  • 優先度の高い改善ポイント
  • 社内でできることと、外部に任せた方がよい部分

を一緒に整理させていただきます。

「まずは話だけ聞いてみたい」という段階でも、もちろん大丈夫です。
四日市・三重エリアの中小企業や事業者さまのフォーム改善を通じて、せっかくの見込みのお客さまとのご縁を、できるだけ取りこぼさない仕組みづくりをお手伝いできればうれしいです。

この記事についてよくある質問

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