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更新・運用・WordPress

WordPressのプラグイン更新ボタンを押す前にチェックしたい3つのポイント

約12分で読めます
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この記事の要点

こんなお悩みはありませんか?ダッシュボードに「更新があります」と赤いマークが出ているが、押していいのか怖い過去にプラグイン更新でサイトが真っ白になったことがあり、トラウマになっている制作会社に任せていたが、今は自社で更新する必要が出てきて不安自動更新にしてよいプラグインと、慎重に...

カテゴリー
更新・運用・WordPress
公開日
2025/10/13
読了目安
約12分
タグ
Web担当者向け, WordPress

こんなお悩みはありませんか?

  • ダッシュボードに「更新があります」と赤いマークが出ているが、押していいのか怖い
  • 過去にプラグイン更新でサイトが真っ白になったことがあり、トラウマになっている
  • 制作会社に任せていたが、今は自社で更新する必要が出てきて不安
  • 自動更新にしてよいプラグインと、慎重に扱うべきプラグインの違いが分からない
  • 「更新しないのも良くない」とは聞くが、具体的にどう運用すればいいか決められていない

三重県四日市市や周辺エリアの中小企業の方とお話していると、
「WordPress自体は便利だけれど、プラグインの更新だけは怖い」
という声をよく耳にします。

実際、プラグイン更新は

  • セキュリティ強化や不具合の修正につながる「やったほうがいい作業」である一方、
  • やり方を間違えると、サイトが表示されなくなるリスクもある

という、少し扱いが難しい作業です。

この記事では、経営者・広報担当・Web担当の方が

  • プラグイン更新の「危険性」と「更新しないリスク」の両方を理解し
  • 「まずこれだけ守れば大きく失敗しにくい」という3つのチェックポイントを押さえ
  • 自社なりの運用ルールを決める

ところまでをイメージしていただけるよう、やさしく整理してお伝えします。

この記事でお伝えしたいことの全体像

最初に結論からお伝えすると、

「更新ボタンを押す前に、次の3つだけは必ずチェックしましょう」

というのがこの記事のメッセージです。

  1. バックアップは取れているか・復元ルートはあるか
  2. プラグインの情報(更新内容・最終更新日・評価)は問題ないか
  3. 更新のタイミングとテスト方法は決まっているか

細かいテクニックは他にもありますが、この3つを意識するだけで、

  • 更新による「致命的なトラブル」の確率をかなり減らせる
  • 万が一トラブルになっても、元に戻す手段を確保しやすくなる

という大きな安心感につながります。

この記事では、

  1. プラグイン更新で起こりがちなトラブルと基本の考え方
  2. 更新ボタンを押す前にチェックしたい3つのポイント
  3. 中小企業が現実的に運用するためのルール例
  4. Design PEPEがWordPress運用でお手伝いできること

の順に、具体的に解説していきます。

プラグイン更新で起こりがちなトラブルと基本の考え方

なぜ「とりあえず全部更新」は危険なのか

ダッシュボードに「更新があります」と表示されると、つい

「全部選択して、一気に更新してしまおう」

としたくなりますが、ここに大きな落とし穴があります。

プラグイン更新でよく起こるトラブルとしては、

  • プラグイン同士の相性が悪く、レイアウトが崩れる
  • テーマ(デザイン)との相性が悪く、特定の機能が動かなくなる
  • 最悪の場合、サイトが真っ白になり、管理画面にも入れなくなる

といったものがあります。特に、複数のプラグインを一度に更新すると
「どのプラグインが原因なのか分からない」
という状態になり、復旧に時間がかかってしまいます。

それでも「更新しないまま」はもっと危険

一方で、「怖いから更新は触らないでおこう」という状態が長く続くのも、実はかなり危険です。

  • セキュリティの弱点を修正するためのアップデートを放置してしまう
  • 古いバージョンのまま時間が経つほど、まとめて更新が必要になりリスクが増える
  • WordPress本体やPHPのバージョンが上がったときに、一気にトラブルが出やすくなる

など、「更新しないことでため込んでしまうリスク」も大きいからです。

大事なのは、

  • 更新のたびにビクビクするのではなく
  • 「安全に更新するためのルール」を決めてしまうこと

です。そのための具体的な3つのチェックを、次の章で詳しく見ていきましょう。

更新ボタンを押す前にチェックしたい3つのポイント

バックアップと復元ルートの確認

一番大事なのは、実は「更新ボタン」そのものよりも

「何かあっても戻せる状態になっているか」

です。

最低限、次の2つを確認しておきましょう。

  • サーバー会社やプラグインで、最近のバックアップが取れているか
  • 問題が起きたときに、誰が・どの手順で復元するのか決まっているか

バックアップの取り方には、

  • レンタルサーバー標準のバックアップ機能を使う
  • UpdraftPlus などのバックアップ用プラグインを使う
  • 制作会社・保守会社に定期バックアップを依頼する

などいくつかパターンがありますが、どれを使うかよりも、

  • 「いつのバックアップに戻せるのか」
  • 「自分で戻せるのか、制作会社に連絡すべきか」

を把握しておくことの方が重要です。

もし現状、

  • 「バックアップがあるのか分からない」
  • 「戻し方を誰も知らない」

という状態であれば、まずはここから整えることをおすすめします。

プラグインの情報・互換性を軽くチェックする

更新のお知らせが出たら、いきなりボタンを押すのではなく、プラグイン一覧で対象プラグインの「詳細」をクリックし、次の点をざっと確認してみてください。

  • 最終更新日はいつか
    • 1年以上更新されていないプラグインは、今後もメンテナンスされない可能性があり注意
  • 対応しているWordPressバージョン
    • 今使っているWordPressのバージョンに対応しているかどうか
  • 更新内容(変更履歴)
    • 新機能追加が中心か、バグ修正やセキュリティ対応が中心か

目安として、

  • セキュリティ修正が含まれている更新 → 比較的早めに対応したい
  • 大きな機能追加を伴う更新 → 少し時間をおいて情報が落ち着いてから更新する

というように、重要度に応じてタイミングを変えると、リスクを減らせます。

また、

  • ダウンロード数が極端に少ない
  • 評価が低い/最近のレビューで不具合報告が多い

ようなプラグインは、別のプラグインへの乗り換えも検討してよいかもしれません。

更新のタイミングとテストの場所を決める

最後のポイントが、「いつ・どこで更新するか」です。

おすすめは、次のような運用です。

  • アクセスの少ない時間帯に更新する
    • BtoB企業なら平日夜、BtoC店舗なら営業時間外など
  • 一度に少しずつ更新する
    • 重要なプラグインは1つずつ更新し、そのたびに表示チェック
  • 可能ならテスト用(ステージング)環境で試してから本番に反映する

ステージング環境とは、「本番サイトのコピー」に対して先に更新を試し、問題がなければ本番に反映するためのテスト用サイトのことです。多くのWordPress向けホスティングや専用プラグインで利用でき、更新によるトラブルを減らすのに役立ちます。

「そこまで用意するのは難しい」という場合でも、

  • 更新前にトップページ・お問い合わせフォーム・重要なページを表示しておく
  • 更新後に同じページを開き、表示崩れやエラーがないか確認する

という「簡易チェック」をするだけでも、かなり安心度が変わります。

中小企業が現実的に運用するためのルール例

月1回の「更新日」を決めてしまう

毎日ダッシュボードを見て更新を判断するのは、現実的には難しいと思います。

そこでおすすめなのが、

「毎月第◯◯曜日の午前中は、WordPressの更新日」

のように、社内ルールとして決めてしまう方法です。

ルール例:

  1. 月1回、更新日を決める(例:第1火曜日の午前)
  2. その前に、バックアップが取れているか確認
  3. 更新対象のプラグインを確認し、重要度の高いものから順に更新
  4. 更新後に、主要ページとフォームをざっと確認

このような「型」を決めてしまえば、担当者が代わっても運用しやすくなります。

自動更新と手動更新の使い分け

最近のWordPressは、プラグインごとに「自動更新」をON/OFFできます。

  • セキュリティ系・バックアップ系など「信頼性が高く、頻繁に更新が必要なもの」は自動更新
  • 問い合わせフォーム・決済機能・予約システムなど「止まると困るもの」は手動更新で慎重に

というように、機能の重要度に応じて使い分けると、リスクと手間のバランスを取りやすくなります。Themeisle+1

どれを自動更新にしていいか分からない場合は、制作会社や保守パートナーに一度相談し、初期設定だけ一緒に決めてしまうのも良い方法です。

トラブル時の連絡先と復旧手順を決めておく

最後に、とてもシンプルですが重要なのが

「もしものとき、誰に・どう連絡するか」

を決めておくことです。

例えば、

  • まずは社内の担当者が、別ブラウザ/別端末で確認
  • それでもダメなら、スクリーンショットを添えて制作会社に連絡
  • 「緊急対応してほしいライン」と「翌営業日でよいライン」を決めておく

といった「連絡フロー」を共有しておくと、いざというときに慌てずに済みます。

Design PEPEがWordPress更新・運用でお手伝いできること

現状サイトの診断と「更新リスク」の棚卸し

三重県四日市市を拠点とするDesign PEPEでは、

  • 「今のWordPressサイト、正直どこから手を付ければいいか分からない」
  • 「プラグインもテーマも古そうだけど、触るのが怖い」

という段階からのご相談をよくいただきます。

そのため、まずは

  • どのプラグインが入っているか
  • 最終更新日や互換性に問題がないか
  • 不要・重複しているプラグインがないか

といった「棚卸し」を行い、

  • 今すぐ更新した方がいいもの
  • 次のバージョンアップ時に見直したいもの
  • 代替プラグインを検討した方がいいもの

を整理するところからサポートしています。

保守・管理プランでの継続的な伴走支援

「社内で更新ルールを作るのが難しい」「担当者が頻繁に変わる」という会社には、

  • 月次のバックアップ・更新作業の代行
  • 更新後の目視チェック・簡易動作確認
  • 重大なエラーが出たときの復旧サポート

といった「保守・管理プラン」の形で、長期的な伴走支援も行っています。

また、

  • 新しいプラグインを導入したいときの相談
  • 不要なプラグインの整理・軽量化
  • セキュリティや表示速度に関する改善提案

など、「ただ更新するだけ」で終わらない運用をご一緒することを大事にしています。

この記事の振り返りと、最初の一歩

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • プラグインの更新は「怖いから触らない」よりも、「安全に触れるように準備する」ことが大事
  • 更新ボタンを押す前にチェックしたい3つのポイントは
    1. バックアップと復元ルートがあるか
    2. プラグインの情報・互換性に問題がないか
    3. 更新のタイミングとテスト方法が決まっているか
  • 中小企業では、月1回の更新日を決め、自動更新と手動更新を使い分けると運用しやすい
  • トラブルが起きたときの連絡先と復旧フローを決めておくと、いざというときに慌てない
  • Design PEPEは、プラグインの棚卸しから更新ルールづくり、保守・管理まで、四日市・三重の事業者さまに寄り添ってサポートしている

もし今、

  • ダッシュボードに「更新」が溜まっていて気持ち悪い
  • 一度トラブルがあって、それ以来更新できていない
  • 制作会社から引き継いだWordPressを、どう扱えばいいか分からない

という状況でしたら、「まずはうちのサイトを一度見てほしい」とお声がけください。

今の状態を一緒に確認しながら、

  • どこにリスクがありそうか
  • どこから手をつけるのが現実的か
  • 自社で対応する部分と、外部に任せた方がよい部分

を整理したうえで、無理のない更新・運用の進め方をご提案いたします。

WordPressのプラグイン更新でお困りの四日市・三重の中小企業さまは、ぜひ一度、Design PEPEまでお気軽にご相談ください。

この記事についてよくある質問

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