とにかく安いホームページの落とし穴。よくあるリスクと安全な選び方

こんなお悩みはありませんか？

• できるだけ費用を抑えてホームページを作りたいが、「安すぎて逆に不安…」と感じている
• ネット広告で「月○○円でホームページ作れます」とよく見るが、本当に大丈夫なのか知りたい
• 見積もりの金額に差がありすぎて、どこまで削っていい費用なのか判断できない
• 過去に「安いから」とお願いしたら、更新できず放置状態になってしまった
• 四日市・三重の会社として、地域の業者に頼むべきか、全国対応の格安サービスに頼むべきか迷っている

ホームページ制作を検討するとき、「できれば安く抑えたい」と思うのは自然なことです。
ただ、「とにかく安いところ」だけで選んでしまうと、かえって高くつくケースが少なくありません。

この記事では、三重県四日市市および周辺エリアの中小企業・個人事業の方向けに、

• 「安いホームページ」に潜む代表的なリスク
• 実際によくあるトラブルのパターン
• 無理のない予算で、安心して依頼できる制作会社の選び方

を、専門用語をできるだけ避けながら整理していきます。

読み終わるころには、**「どこまで価格を重視してよいか」「どこは削ってはいけないか」**が整理され、
「まず何から確認すればいいか」が分かる状態を目指します。

この記事でお伝えしたいことの全体像

先に結論を3つに整理すると、次のようになります。

1. 安いホームページには「悪い意味での安さ」と「上手にコストを抑えた安さ」の2種類がある
2. 「悪い意味での安さ」は、更新ができない・集客できない・サポートがないなど、長期的な損失につながるリスクが多い
3. 価格だけで判断せず、費用の内訳・契約条件・制作体制を確認することで、無理のない予算で安全に依頼できる

このあと、

• 「とにかく安いホームページ」で起こりがちなトラブル
• リスクを見抜くためのチェックポイント
• 三重・四日市の中小企業が、予算を抑えつつ安全に依頼するコツ

の順にお話ししていきます。

安いホームページでよくあるトラブルとリスク

まずは、実際に中小企業からよく聞く「安いホームページ」のトラブル例を見ていきます。

1. 「初期費用は安い」が、月額や追加費用が高くつく

広告などでよく見かけるのが、

• 初期費用 0円
• 月額 数千円〜

といった形式のサービスです。

このタイプ自体が悪いわけではありませんが、注意したいのは次のような点です。

• 解約には長期の契約期間があり、途中解約に高額な違約金が発生する
• デザインや文章の大幅な修正には別途料金がかかる
• 写真撮影や原稿作成は含まれておらず、結局オプションで料金が増える

結果として、数年トータルで見ると、

• 「最初から通常の制作会社に依頼したほうが安かった」
• 「解約したいけれど、もったいなくて踏み切れない」

という声もよくあります。

2. テンプレートそのままで「どの会社も同じようなサイト」になる

格安サービスでは、コストを抑えるために、

• レイアウトや構成が決められたテンプレート
• 写真や文章だけ差し替えて量産

というスタイルが多くなります。

テンプレート自体は悪いものではありません。
ただし、

• 競合他社とほとんど同じ見た目になる
• 自社の強みが伝わりにくい
• 採用応募者から「他の会社と違いが分からない」と言われる

といった状態になってしまうと、せっかく作っても選ばれる理由が伝わらないサイトになってしまいます。

3. 更新方法が分からず、結局「作りっぱなし」になる

安価な制作の場合、

• 更新は「お客様側でお願いします」と丸投げ
• 更新マニュアルがない、または分かりにくい
• 管理画面が複雑で、触るのが怖くなる

というケースが少なくありません。

その結果、

• スタッフの入れ替わりや料金変更が反映されない
• 古い情報のまま数年放置されてしまう
• 「更新したいけど怖くて触れない」と担当者が悩む

という状況になり、会社の印象を下げてしまうリスクがあります。

4. サポート窓口がつかまらず、トラブル時に困る

制作費用を大きく削ると、その分、

• 保守・サポートにかけられる人件費
• トラブル時の調査・復旧対応

も削られがちです。

• 電話がつながらない
• メールの返信が数日〜数週間後になる
• 担当者が頻繁に変わる

といった状況だと、もしものときに復旧が遅れ、
「お問い合わせフォームからのメールが届いていなかった」など、機会損失につながることもあります。

「リスクの高い安さ」を見分けるチェックポイント

では、どこを見れば「リスクの高い安さ」と「上手にコストを抑えた安さ」を見分けられるのでしょうか。

1. 料金だけでなく「何が含まれているか」を確認する

見積書を受け取ったら、次の点を確認してみてください。

• 原稿（文章）は、誰がどこまで作るのか
• 写真素材は含まれているのか、撮影が必要な場合の費用はどうなるのか
• スマホ対応（レスポンシブ）は標準か、オプションか
• お問い合わせフォームやブログ機能など、必要な機能は含まれているか
• 公開後の簡単な修正は、どこまで無料で対応してもらえるか

「安いけれど、ほとんどがオプション扱い」であれば、
トータルでの費用はそれほど変わらない、ということもよくあります。

2. 契約期間・解約条件・データの所有権を確認する

特に月額制やリース型のサービスでは、契約周りが重要です。

• 契約期間（最低利用期間）は何年か
• 途中解約したい場合の条件・違約金はいくらか
• 作ったホームページのデータは誰のものか（自社か、制作会社か）
• 他社に乗り換えたいときに、データを引き継げるか

このあたりを曖昧にしたまま契約してしまうと、

• 「やめたいのにやめられない」
• 「乗り換えたいのに、デザインやデータを引き継げない」

といったトラブルにつながりやすくなります。

3. 制作体制とサポート窓口が見えるかどうか

「実際に誰が作るのか」「公開後の相談窓口は誰なのか」を、確認してみてください。

• 担当者と直接会ったり、オンラインで顔を見て話せるか
• 公開後の更新やトラブル対応は、どの窓口に連絡すればよいか
• その会社（または個人事業）が、どれくらいの期間活動しているか

といった情報が見えていると、長く付き合えるパートナーかどうかを判断しやすくなります。

Design PEPEのような個人事業の制作事務所の場合、
「最初の打ち合わせから公開後のサポートまで、基本的に同じ人が対応する」という形が多く、
担当者が変わらない安心感がメリットになることもあります。

四日市の中小企業が、予算を抑えつつ安全に依頼するコツ

ここからは、実際に中小企業・個人事業が「予算を抑えつつ、リスクを減らす」ための考え方をご紹介します。

1. すべてを一度にやろうとせず、優先順位をつける

費用を抑える一番のコツは、「やることを絞る」ことです。

例えば、次のような考え方があります。

• まずは「会社案内＋お問い合わせフォーム」に絞って公開し、
  ブログや細かなコンテンツは後から追加する
• 写真撮影をプロに頼む部分と、自社で撮影する部分を分ける
• 特殊な機能（予約システムなど）は、将来必要になったときに追加する

最初から100点満点のホームページを目指すと、どうしても費用が膨らみます。
「まずは60〜70点で公開し、運用しながら育てていく」という発想を持てると、
無理のない予算でスタートしやすくなります。

2. 地域の制作事務所・フリーランスに相談して相場感をつかむ

いきなり全国展開の格安サービスだけを見るのではなく、
四日市・三重エリアの制作会社やフリーランスにも、一度相談してみるのがおすすめです。

その理由は、

• 実際の顔が見えるので、長期的な関係を築きやすい
• 地域の業種や商習慣を理解しており、的外れな提案が少ない
• 小規模事務所ならではの、柔軟な料金・スコープ調整が期待できる

といった点があるからです。

「このくらいの内容なら、だいたいこのくらいの費用感です」といった
地域の相場感を知るだけでも、格安サービスの見積もりを比較しやすくなります。

3. 「自社でできること」と「外注すべきこと」を分ける

費用を抑えるために、全部自社でやろうとすると、担当者の負担が大きくなり、
結局公開が延び延びになってしまうこともあります。

現実的には、次のように役割分担するケースが多いです。

• 会社のストーリーや想い：経営者・社内でしか書けない部分
• 文章の整理・読みやすく整える作業：制作側がサポート
• 写真の一部（イベントや日常風景など）：社内で撮影
• トップページやメインビジュアル：プロカメラマンに依頼

Design PEPEでは、
「原稿はざっくりメモでもいいので、まずは話しながら一緒に形にしていきましょう」
というスタンスで進めることが多いです。

Design PEPEが考える「安さ」と「安心」のバランス

最後に、Design PEPEとして大事にしている考え方を、少しだけご紹介させてください。

1. 「とにかく安く」ではなく、「長く使えて無駄のない投資」に

ホームページ制作は、単発の買い物ではなく、数年単位で使い続ける投資です。

一時的に安く作れても、

• 更新できず放置
• 集客や採用に役立たない
• 数年で作り直し

となってしまっては、結果的にコストがかさみます。

Design PEPEでは、

• 「作る必要があるかどうか」から一緒に整理する
• 事業の状況に合わせて、やること・やらないことを一緒に決める
• 公開後も、更新・SEO・デザイン改善を長期的にサポートする

という形で、「安さ」と「安心」のバランスを大事にしています。

2. 三重・四日市の中小企業と長く付き合う前提で

地元・三重県四日市市を拠点に活動しているからこそ、

• 近いエリアのお客様とは、対面やオンラインでじっくり話しながら
• 無理に規模を広げず、一社一社と長く付き合うスタイルで

ホームページ制作とSEO、ロゴ・紙媒体まで、まとめて相談いただくことが多いです。

「安いから」だけで決めるのではなく、

• 何年先まで見据えてホームページを使っていきたいか
• どんな人と一緒に作っていきたいか

といった観点も含めて、制作パートナーを選んでいただけたらと思っています。

この記事の振り返りと、最初の一歩

最後に、この記事のポイントを整理します。

• 「安いホームページ」には、更新やサポートが不十分で、結果的に高くついてしまうリスクがある
• 初期費用だけでなく、月額・オプション・契約期間・データの所有権まで確認することが大切
• リスクの高い安さを避けるには、「何が含まれているか」「誰が作って誰がサポートするか」をしっかり見る
• 予算を抑えるには、すべてを一度にやろうとせず、目的と優先順位を決めて絞り込むことが有効
• 地域の制作事務所やフリーランスに相談し、相場感や自社に合った進め方を一緒に考えるのがおすすめ

もしこの記事を読んで、

• 見積もりの金額差に不安を感じている
• 「安いけれど本当に大丈夫か」判断に迷っている
• 自社の状況に合った予算感や進め方を一緒に整理してほしい

と感じられたら、ぜひ一度、Design PEPEにご相談ください。

「まずは作るべきかどうか」
「作るなら、どこまでの内容を、どのくらいの予算で目指すのが良さそうか」

といったところから、三重県四日市市の小さな制作事務所として、
経営者・広報・Web担当者の皆さまと同じ目線で、一緒に考えさせていただきます。

そのうえで、
「今はまだ作らない」「まずは小さく始める」といった結論になることも含めて、
長く無理なく続けられるホームページ運用の第一歩を、一緒に決めていければうれしいです。